9月9日、LianLiの正規代理店である株式会社ディラックから「SP850 GOLD」が9月16日から発売されることが発表された。
SP850スペック
・SFX規格、80PLUS GOLD認証、電源容量850W
・フルプラグインコネクタ/ATX24PIN、EPS、PCIeケーブルは柔らかいスリーブケーブルを採用
・負荷40%までの低負荷時は冷却ファンを停止
・日本製コンデンサ採用
・カラバリはブラック/ホワイトの2色
・PCIe 5.0 12ピン電源変換ケーブル付属
外観
サイズはSFX規格に準拠しているため、幅125mm×高さ63.5mm×奥行100mmというサイズになっている。
製品名が書かれている面はどことなくCorsairのSFシリーズを思い浮かべるデザインとなっているが、他の面はLianLiらしい直線的なデザインになっている。
また、近年非常に需要が高まっているホワイトカラーも展開。
その直線的なデザインと相まってスタイリッシュな外観となっている。
ホワイトカラーでは筐体の色と合わせるようにケーブルもホワイトのものが付属される。
PCIe 5.0 12ピン電源変換ケーブル付属
SP850 GOLDの目玉である特徴は、次世代グラフィックカードの電源コネクタとして主流になると言われているPCIe 5.0 12ピン電源コネクタへ変換する電源ケーブルを標準で付属するところだ。
PCIe 5.0に対応するビデオカードに搭載される予定である12ピンで最大600Wまで電力供給可能な補助電源コネクタは、NVIDIAがRTX3000シリーズのFEで採用した12ピン電源PCI Express補助電源コネクタと互換性があるが、その最大供給電力は600Wであり、RTX3000シリーズのFEで採用した12ピンコネクタを大きく上回る。
SP850 GOLDではこれに対応するケーブルを標準で付属する。
NVIDIAのRTX4000シリーズの発表が近づいている中、グラボと同時期に電源も新規格に対応したモデルを購入したい層にはピッタリであると言える。
他社製品の一歩先を行く
現段階で日本で購入できるSFX電源で12ピン標準対応電源は存在していないと思います。(間違っていたら申し訳ない)
それだけでこの製品を購入する価値があると言えるでしょう。
もちろんRTX4000シリーズのグラボで12ピンが採用されてもグラボ側にこれまでの6/8ピンへの変換コネクタがつくのではないかと思いますが、SFFPCではいかにケース内部のものを減らすかが重要です。
ケース内部が配線でぐちゃぐちゃになると全く空気が通らなくなり、すぐにPCが灼熱地獄になってしまいます。
その点、SP850 GOLDなら次世代ハイエンドグラボを使用しても配線での悩みはなくなりそうなのが良いですね。
FormD T1 V2Referenceにぴったりやん
僕は現在FormD T1 V2ReferenceにPCケースを交換し、それに伴ってグラボをRTX3080FEに換装する予定なのですが、
FormD T1 V2 Reference の10L以下というケースサイズ、FEグラボを推奨しているという2つの点で、SP850 GOLDが最適解な気がしています。
正直現在持っているCorsairnSF750から電源を変える必要はないのかなと思っていたんですが、もしかしたら電源も変えるかもしれません。
そのくらいSFF好きにはおすすめのケースです。
製品情報[ https://www.dirac.co.jp/sp850/ ]